「年間休日120日なら、家族と土日に休めそう」。そう思って応募したのに、面接では土曜勤務の話が出てきた。求人票の休日欄は、数字だけでは読み切れないですよね。
105日と120日なら、休日の差は年15日。1日8時間勤務で計算すると、所定労働時間に120時間の差が出ます。ただし、その15日が祝日なのか、夏休みなのか、平日の指定休なのかは別の話です。
家族と週末を過ごしたい人もいれば、平日に通院や用事を済ませたい人もいるでしょう。休日の数と、休む日が自分の暮らしに合うかを分けて見ると、確認したいことがはっきりしてきます。
まず求人票の休日欄を手元に置いてみてください。105日から125日の違いに加え、週休2日制、有給休暇、休日出勤を読み分け、最後に採用担当者へ聞く一問を作っていきましょう。
年間休日は、日数と休む日を分けて考える
休日条件を見るときは、次の4項目を別々に書き出してみましょう。分からないところは空欄で構いません。
- 年間休日の内訳:土日、祝日、年末年始、夏季休暇など
- 休む曜日:固定の土日休みか、シフト制か
- 有給休暇の実績:付与日数ではなく実際の取得日数
- 休日出勤の実績:頻度、手当、振替休日や代休の運用
年間休日120日でも、休む日が分からなければ生活の予定は立てにくいものです。逆に日数が少し少なくても、必要な曜日に休める働き方が合う人もいるでしょう。
合計の大きさだけで順位をつけず、配属先の勤務カレンダーと、実際に休んでいる状況を確かめてみてください。会社全体の制度と部署の運用が違う場合もあります。
年間休日とは会社が定める休日の合計
厚生労働省の就労条件総合調査でいう年間休日総数は、就業規則や契約などで労働義務がないとされた日の合計です。土日だけでなく、祝日や年末年始なども、会社の休日とされていれば含まれます。
求人で年間休日の内訳を聞くときは、たとえば次のような日を確認します。同じ日が重なる場合は、二重に数えないようにしましょう。
- 毎週の休日
- 国民の祝日を会社休日にしている日
- 年末年始休暇
- 夏季休暇
- 創立記念日など会社が定めた休日
この定義には、個人が取得する年次有給休暇や、生産調整などによる休業日は入りません。「年間休日」と「有給を使って休んだ日」は分けて見ておきたいところです。
求人票の年間休日に有給休暇は通常含めない
有給休暇は、本来働く日に賃金を受け取りながら休む制度です。最初から働く義務のない会社休日とは、扱いが違います。
「年間休日120日+有給休暇」とあれば、二つを別に示す表記です。ただし、有給の付与日数が、そのまま自由に使える休日として約束されているわけではありません。取得時期や申請方法も聞いてみてください。
夏季休暇に有給の計画的付与を使う会社もあります。「夏休み5日」を見つけたら、会社の休日として5日あるのか、自分の有給を充てるのかを確かめましょう。
年間休日105日が一律に違法というわけではない
労働基準法では、使用者は原則として毎週少なくとも1日の休日、または4週間を通じて4日以上の休日を与える必要があります。また、法定労働時間は原則として1日8時間・週40時間です。
法律はすべての会社に一律の「年間休日105日以上」や「年間休日120日以上」を義務づけているわけではありません。勤務時間、休日の配置、変形労働時間制の有無などを含めて判断されます。
105日だから違法、とは決められません。反対に120日あれば労働時間の運用も適切だ、とまでは言えないでしょう。自分の勤務表で、1日・1週間に何時間働く予定かも確認しておくと安心です。
年間休日105日・110日・120日・125日の違い

1年の土日はおよそ104〜106日ですが、年間休日105日の会社がその土日を休みにしているとは限りません。シフト休や祝日、長期休暇に振り分けることもできます。120日や125日も同じで、数字から休む曜日を決めつけないでください。
105日と125日の差は年20日。365日の年、1日8時間、年収480万円として単純計算すると、所定労働時間は2,080時間と1,920時間です。時間当たりでは約2,308円と2,500円になります。残業などを含めない比較ですが、同じ年収を何時間の勤務で受け取るかという見方もできます。
下表は、365日から年間休日数を引いた目安です。有給休暇や欠勤などは反映していません。
| 年間休日 | 年間の出勤日数 | 月平均の出勤日数 | 105日との差 |
|---|---|---|---|
| 105日 | 約260日 | 約21.7日 | 基準 |
| 110日 | 約255日 | 約21.3日 | 年間5日多い |
| 120日 | 約245日 | 約20.4日 | 年間15日多い |
| 125日 | 約240日 | 約20.0日 | 年間20日多い |
105日と120日の差なら、所定労働時間は年120時間です。15日分をどう使いたいか想像すると、給与との優先順位も考えやすくなるかもしれません。
| 比較 | 日数の差 | 8時間勤務での時間差 |
|---|---|---|
| 105日と110日 | 5日 | 40時間 |
| 105日と120日 | 15日 | 120時間 |
| 105日と125日 | 20日 | 160時間 |
| 120日と125日 | 5日 | 40時間 |
ただ、実際に仕事に使う時間には、残業や通勤、休日出勤なども関わります。1日7時間30分の会社と8時間の会社を比べるなら、その違いも入れてみましょう。
年間休日105日の働き方
105日の配分としては、土日を中心にする形も、シフトで休みを分ける形も考えられます。毎週土日が休めるかどうかは、休日欄やカレンダーで確かめる必要があります。
まずは「どの曜日に休むか」と「1日何時間働くか」を見てみてください。月ごとの日数に差がある場合もあるので、次の点を聞いておきましょう。
- 休みは土日中心か、シフトで平日に分散するか
- 1日の所定労働時間(8時間だと出勤日が多く拘束時間が長くなりやすい)
- 繁忙期に休日数が減る月があるか
聞き方に迷う場合は、後半の質問例から、自分に必要なものを一つ選べます。
平日に通院などを済ませたい人には、シフト休が合う場合もあるでしょう。合計日数の印象だけで判断せず、毎月の予定と重ねて考えてみてください。
年間休日110日の働き方
110日も、どの日が休みかは会社によります。たとえば土日を基本に会社休日を加える形もあれば、一部の土曜日を勤務日にして別の日を休みにする形もあります。「あと10日少ないのは、どの日なのか」と120日の求人に並べると違いを見つけやすいでしょう。
求人票で分からないときは、次の項目を質問メモに残しておきましょう。
- 祝日は休日か、出勤か。休む日と重なる祝日も含めてカレンダーで確認する
- 土曜出勤は毎月あるか、繁忙期だけか
- 年末年始・夏季休暇の日数と、土日などとの重複
「会社カレンダーによる」とあれば、当年または前年の予定表を見せてもらえるか尋ねてみてください。自分が配属される部署に適用されるものかも、合わせて聞きたいところです。
年間休日120日の働き方
120日は、土日や祝日などを休みにする勤務体系でも見られる日数です。ただ、シフトで120日を割り振ることもできるため、すべての土日祝が休みとは限りません。
土日を家族と過ごしたいなら、合計日数に加え、例外の出勤日がないかを確認してみましょう。
- 年に数回の全社出勤日や、研修・社内行事の休日開催がないか
- 配属先(部署・店舗・工場)によって休日カレンダーが変わらないか
「完全週休2日制(土日)、祝日」と書かれていれば、休む曜日を具体的に読めます。それでも、部署ごとの勤務表や研修日などに例外がないかは聞いておきたいところです。
年間休日125日の働き方
125日は105日より20日多く、同じ勤務時間なら休みに使える日が増えます。土日祝に夏季や年末年始の会社休日を加えた例も考えられますが、特定の内訳を示す数字ではありません。重なる日を二重に足さず、カレンダーの実日数で確かめましょう。
日数が多くて魅力的に見えても、毎晩遅くなる働き方なら負担は変わります。次の三つも並べてみてください。
- 1日の所定労働時間(8時間か、7.5時間かで年間の差が大きい)
- 月平均残業時間(休日が多くても残業が長ければ総労働時間は増える)
- 休日が固定か、部署・工場カレンダーで変動するか
たとえば休日は5日増えても、通勤が片道30分長くなったらどうでしょうか。自分が減らしたい負担が休日の少なさなのか、平日の帰宅の遅さなのかで、選びたい条件は変わります。
週休2日制と完全週休2日制の違い
「週休2日制なら毎週2日休めるのでは」と思いますよね。ここは、似た言葉でも意味が違うため、表記をそのまま確認しておきましょう。
| 表記 | 一般的な意味 | 確認すべきこと |
|---|---|---|
| 完全週休2日制 | 毎週2日の休日がある | 休む曜日、祝日の扱い |
| 週休2日制 | 毎週2日とは限らない | 月に何週が2日休みか、他の週は何日休みか |
| 週休2日制(毎週) | ハローワーク求人票では毎週、週2日の休日 | 曜日が固定かシフトか |
| 週休2日制(その他) | 毎週ではない週休2日制 | 会社カレンダーと月別休日数 |
ハローワーク求人票の週休二日制には、「毎週」「なし」「その他」などの区分があります。「その他」なら、隔週や月に数回など、毎週2日休みではない形が含まれます。
完全週休2日制は「曜日」と「祝日」を分けて確認する
完全週休2日制なら毎週2日の休日を示しますが、土日や祝日を休むとは限りません。次の二つに分けて見てみましょう。
まず、休む曜日を確認する
同じ完全週休2日制でも、曜日は求人によって異なります。
- 完全週休2日制(土日)
- 完全週休2日制(水曜・日曜)
- 完全週休2日制(シフト制)
- 完全週休2日制(日曜+平日1日)
家族や友人と予定を合わせたいなら休む曜日を、平日休みがよいなら連休になるかを聞いてみてください。同じ2日休みでも、自分が使いやすい形は違うでしょう。
次に、祝日の扱いを見る
「完全週休2日制(土日)」だけでは、平日の祝日も休みかどうかは分かりません。「土日、祝日」と別に書かれているかを探し、不明なら採用担当者へ尋ねてください。
有給休暇は付与日数より取得実績を見る
年次有給休暇は、原則として雇入れから6か月継続勤務し、全労働日の8割以上出勤した場合に10日付与されます。勤務日数が少ない人には比例付与のルールがあるため、自分の勤務条件に合う付与日数を確認しましょう。
年10日以上付与される人には、会社が年5日を取得させるルールもあります。ただ、5日だけ休めればよいという意味ではありません。
求人票の「有給休暇10日」は、付与日数の案内であることが多く、取りやすさまでは示していません。子どもの行事や通院に使いたいなら、申請の方法と職場の実績を聞いてみましょう。
取得率だけでなく平均取得日数を確認する
厚生労働省の2025年就労条件総合調査では、2024年の1年間などを対象とした集計で、労働者1人平均の付与は18.1日、取得は12.1日、取得率は66.9%でした。これは調査対象企業の平均で、応募先で自分が取れる日数を示す数字ではありません。
「取得率が高い」と聞けたら、付与日数と平均取得日数も尋ねてみてください。同じ率でも、元の日数が違えば休んだ日数は変わります。
- 配属予定部署の平均取得日数
- 有給取得率
- 半日・時間単位の有給制度
- 希望日の申請期限
- 繁忙期に取得しにくい期間があるか
- 計画的付与の日数と時期
全社の数字だけでは、自分が入る部署の状況までは見えない場合があります。できれば、同じ職種や配属予定部署について確認しておきたいところです。
求人票で休日欄を確認する順番
求人票のどこから読めばよいか迷ったら、次の順番でチェックしてみてください。最後の「実績」は、求人票に書かれていなければ面接で聞く項目です。
| 確認順 | 求人票で見る項目 | 分かること |
|---|---|---|
| 最初 | 年間休日数 | 1年間の会社休日の合計 |
| 次 | 週休2日制の区分 | 毎週2日休めるか |
| 次 | 休日の曜日 | 土日、祝日、シフトなど |
| 次 | その他の休日 | 年末年始、夏季、会社カレンダー |
| 次 | 有給休暇 | 付与時期と付与日数 |
| 最後 | 実績 | 有給取得、休日出勤、振替休日 |
「会社カレンダーによる」は実物を確認する
「会社カレンダーによる」は、別の勤務予定表を確認する入口と考えてみましょう。合計日数だけでは分からなかった、月ごとの休み方が見えてきます。
- 土曜出勤の日
- 祝日出勤の日
- 連休の長さ
- 繁忙期と閑散期の休日数
- 全社研修や行事の出勤日
現物の共有が難しければ、土曜出勤の回数や大型連休の日付だけ教えてもらう方法もあります。次のうち、自分の予定に関わるものを優先して尋ねてみてください。
「シフト制」は連休と希望休を確認する
シフト制では、月の休日数に加えて、いつ予定が決まるかも気になりますよね。家族との予定を組むために必要な点から確認してみましょう。
- 月の公休日数
- 2連休・3連休を取れる頻度
- 希望休を出せる日数
- 土日休みを取れる頻度
- シフトが確定する日
- 連続勤務の最大日数
夜勤がある場合は、勤務が終わった日と、その次の休日を勤務表上で分けて見てください。「夜勤明け」を丸一日自由に使える休日と考えると、実際の休息時間を見誤ることがあります。
休日出勤は頻度と休みの戻り方を確認する
休日が多い求人でも、休日出勤があれば実際の休み方は変わります。別の日に休めると言われた場合も、いつ休んでいるかまで聞いてみましょう。
ここで、振替休日と代休を分けておきます。名前は似ていますが、休日と勤務日の交換をいつ行うかが違います。
| 制度 | 意味 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 振替休日 | 事前に休日と労働日を入れ替える | 振替日があらかじめ指定されるか |
| 代休 | 休日労働の後に別の日を休みにする | 休日労働の割増賃金と代休日の賃金処理 |
振替休日は、あらかじめ休日と勤務日を入れ替えるものです。代休は休日に働いた後で別の日を休みにするもので、もとの休日労働がなかったことにはなりません。賃金の扱いも含め、会社の運用を確認してください。
- 休日出勤は月平均何回か
- どのような業務で発生するか
- 振替休日や代休は何日以内に取るか
- 取得できなかった例はあるか
- 休日労働の手当はどう計算されるか
カレンダーで見る「生活実感」の違い

上の図は、2026年5月に「土日祝を休む会社」と「土日を休み、祝日は働く会社」を比べた仮の例です。前者なら5月2〜6日が5連休、後者ならその期間は土日の2日が休みになります。年間休日120日なら必ず5連休、105日なら祝日出勤、という意味ではありません。同じ日数でも休む日で暮らしが変わることを、図の読み方として押さえてください。
実質的な休みを比較する計算方法
年間休日に加え、ほかにどれくらい休めそうかを試算する方法もあります。ただし、有給の実績は自分への保証ではないため、確定した会社休日とは分けて記録しましょう。
実質的な休みの目安 = 年間休日 + 有給休暇の取得見込み + 特別休暇の取得見込み − 休日出勤で休みを戻せない日数
下表は説明用の2社です。本人に必要な有給日数が付与されていると仮定し、取得実績を置いて比べています。
| 項目 | A社 | B社 |
|---|---|---|
| 年間休日 | 120日 | 110日 |
| 有給平均取得 | 6日 | 15日 |
| 休日出勤で休みを戻せない日 | 2日 | 0日 |
| 実質的な休みの目安 | 124日 | 125日 |
この例では、会社休日だけならA社が10日多く、取得実績を含む目安ではB社が1日多くなります。ただし、入社初年度に同じだけ有給が付くとは限りません。自分の付与予定日と日数に置き換え、休めると確定した数字にはしないでください。
給与や仕事内容も一緒に見るなら、求人を比較する7つの確認ポイントが使えます。日数だけで勝ち負けを決めず、希望日に休めるかも一行足してみましょう。
面接・内定後に使える質問例
「休みは取りやすいですか」だけだと、答えも曖昧になりがちです。日数、日付、申請方法のどれを知りたいか絞って聞いてみましょう。次はそのまま使える文例です。
年間休日の内訳を確認する
年間休日120日の内訳について、毎週の休日、祝日、年末年始、夏季休暇の日数を教えていただけますでしょうか。
会社カレンダーを確認する
入社後の働き方を具体的に理解したいため、可能であれば当年または前年の年間勤務カレンダーを確認できますでしょうか。
有給休暇の実績を確認する
配属予定部署では、年次有給休暇を年間何日程度取得されていますか。半日や時間単位で取得できる制度もありますでしょうか。
休日出勤を確認する
配属予定の職種で休日出勤は月に何回程度ありますか。発生した場合の振替休日や代休は、どのように取得されていますか。
シフトの決まり方を確認する
シフトは毎月いつ頃確定し、希望休は月に何日まで申請できますか。2日以上の連休を取得する頻度も教えていただけますでしょうか。
聞きにくければ、「入社後の生活リズムを考えたいので」と目的を添える方法もあります。エージェント経由なら、自分では確認しにくかった点を担当者に頼んで構いません。
内定後は労働条件通知書と照合する
面接で聞けた内容は、内定後に労働条件通知書や雇用契約書と照合してみてください。休日日数だけでなく、曜日や例外の扱いも確認しておきましょう。
| 確認項目 | 求人票 | 内定時の書面 |
|---|---|---|
| 年間休日 | 日数を記録 | 同じ日数か |
| 休日の曜日 | 土日・シフトなど | 具体的に定められているか |
| 祝日 | 休日か不明か | 休日として確認できるか |
| 年末年始・夏季 | 記載日数 | 会社休日か有給充当か |
| 有給休暇 | 付与日数 | 付与時期と申請方法 |
| 休日出勤 | 記載の有無 | 手当と休みの扱い |
求人票と違う場合は、承諾前に理由を聞き、正式な条件をメールなどでもらう方法があります。確認後も複数の内定で迷うなら、内定先を100点満点で比較する判断表へ転記してみてください。
よくある質問
年間休日120日ならカレンダーどおり休めますか?
120日だけでは分かりません。シフトで休みを割り振る会社も、一部の土日を勤務日にして別の日を休む会社もあります。休日の曜日と勤務カレンダーを確認してみてください。
年間休日105日はきついですか?
負担は、1日の勤務時間や残業、通勤、家庭の予定でも変わります。120日との差は15日なので、その違いを自分の年間予定へ置いて考えてみましょう。給与や仕事内容の利点があっても、必要な休息を確保できるかは別に確かめたいところです。
有給休暇を含めて年間休日120日と書くことはありますか?
厚生労働省の年間休日総数の定義には、有給休暇を含みません。求人の説明が独自の数え方をしている可能性もあるので、「120日は有給休暇を除いた日数でしょうか」と聞いてみてください。
休日数と給与はどちらを優先すべきですか?
どちらか一方を全員が優先する必要はありません。まず、生活に必要な給与と休みをそれぞれ書き出してみましょう。そのうえで、所定労働時間、賞与、残業、通勤も並べ、自分が続けられる条件かを考えるとよいと思います。
私が勤務カレンダーを早めに確かめたい理由
私は、勤務カレンダーを早い段階で確認しておきたいと考えています。給与への希望は人それぞれですが、休み方が生活と合わないと、魅力的な仕事でも続けにくくなるためです。休日制度は、入社後に自分一人の希望で変えられるものとも限りません。
「給与は希望どおりだけれど、家族と過ごす日が取れないとしたら」。そんな場面を想像してみると、自分に必要な休みが見えてくるかもしれません。休日を給与より必ず優先するという話ではなく、後から気づきたくない条件を先に確認しておく、という考え方です。
筆者の体験|「休日・時間」を転職の軸にして実感したこと
私が転職を考えた理由の一つも、労働時間の長さでした。給与とプライベートの時間を優先して求人を比べ、転職後は自分の時間を確保できています。この経験から、休日については次の二つを意識するようになりました。
求人票の「数字」より「実態」の差が大きい
私の場合、休日数だけでなく、内訳や実績を確認したことが入社後のギャップを避ける助けになりました。同じ日数でも、休日出勤や有給の取り方は違います。求人票の数字を見たら、その先の働き方まで聞いてみてください。
「休日」と「給与」はセットで比較する
私の場合は、給与と時間の両方を改善できました。ただ、誰もが同じ条件を選べるわけではありません。月給の差だけで迷うときは、働く日数や時間もそろえて比べる方法があります。給与の内訳については固定残業代の求人は避けるべき?応募前に見る4項目と質問例も参考にできます。
応募前のチェックリスト
- 年間休日数を確認した
- 年間休日の内訳を確認した
- 完全週休2日制か週休2日制か確認した
- 休みの曜日を確認した
- 祝日が休みか確認した
- 会社カレンダーを確認した
- 夏季・年末年始休暇が会社休日か確認した
- 有給休暇の平均取得日数を確認した
- 休日出勤の頻度を確認した
- 振替休日・代休の取得実績を確認した
- 配属先の勤務体系を確認した
- 内定時の書面と求人票を照合した
自分が休みたい日から、最初の質問を作る
求人票を一つ開いて、休みたい日を自分のカレンダーに入れてみましょう。毎週土曜日なのか、年末年始なのか、平日の通院日なのか。それが、最初に聞きたい条件になります。
日数の合計が分かっていても、その日に休めるか分からなければ、まだ確認する余地があります。「配属先では、この曜日は勤務日になりますか」と一問にしてみてください。
回答を聞いてから、応募や承諾を決めても構いません。休日が多く見える会社を探すだけでなく、自分の暮らしに合う休み方を少しずつ確かめていきましょう。


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